言葉にできるは武器なるらしい

言葉に文字に残していきます何事も。いつかきっと誰かの役に立つはずだから。

ITストラテジストに合格するための勉強法

やっとITストラテジストに合格できたので忘れないうちに勉強法とかをアウトプットしておきます

なぜこれを書いたか

・自慢話(合格するとみんな書いているので私も。すみません。)

・自分なりの勉強の仕方(独学の進め方)が受かるポイントなので、ポイントを次回受験時に思い出せるように備忘として。

受験履歴

これを読んでくださる読者さん、私のこれまでの不合格履歴をみて自信を付けてください。

よくこういう記事では1発合格みたいな話が多いですが、「安心してください、10発目くらいです!」

しかも自分でも嫌になるくらい一貫性のない人間でして、数うちゃ当たるというか行き当たりばったりというか、まぁコロコロ気が変わりやすい人間なんです。

その結果、基本も応用も受けずにいきなり高度試験から受験し始め、案の定DB1回、PM2回、SA1回、情報安全3回と全部落ちて、ITストラテジスト今回が2回目でようやく初めて合格しました。実に勝率1/9。

自身のITとの関わりについて

職歴としては、印刷企業の営業(非IT)→SIerシステムエンジニアクラウドベンダーのクラウドアーキテクトという形でIT業界に入って約7年で、ITストラテジスト程上流の仕事は実経験ありません。PMとSAレベルの実経験ならあります。というレベルです。

勉強の仕方

一番の本題はこれです。また論文系の試験を受ける際にはこの勉強の仕方を徹底しようとおもってます。AM1は免除なので記載しません。

・勉強のスケジュール

勉強の順番も非常に重要です。私は今回約3か月前から勉強を開始し、一日約1時間を目安になるべく平日土日の夜23時から1時間と決めて勉強しました。実際には勉強しなかった日もあればそれを補おうとして2時間やった日もあるので、平均して毎日1時間くらいはやったと思う。なので約90時間くらいの勉強時間でした。

順番ですがPM1→PM2→AM2→PM1の解き方の復習→AM2の復習→PM2のストーリ構造の暗記、の順番で勉強しました。

順番に見ていきます

・PM1

全体を通して一番大事なのがPM1です。1問35分で解けるようになるための練習と問題分を読む事で疑似体験をしPM2に活かします。ここでの勉強法は

・時間配分の練習

これが一番重要かもしれません。12分~15分で問題文を一通り読み終えるように癖をつけます。途中で疑問や深読みをあまりせず、まずはストレートにすーっと通し読みで全体像をつかみます。15分以内で1回読み終えるということが大事です。そして残り20分で解き、全体で35分で解き終える練習をします。初見の問題でこの時間をクリアすることが大事なので、同じ問題を何回も解いたりということはしませんでした。最初のうちは全然時間内に終わりませんが4回目くらいから何となくペースが掴めてきます。全部で15問分くらい、練習したと思います。

・読みながらマーキングする

通し読みの中で、下記に意識してマーキングしていきます

波線を引く:あいまいな表現や、ネガティブ文(~できない)

「~できていない」というのは、つまりは課題である部分が多いのです

直線を引く:並列で物事が並んでいるような部分

例えば、「本部、支社、工場で~」「要件は可用性と性能と管理性~」

経営方針や経営者の言葉

午前二の試験に出てくるようなキーワード

・AM2

AM2の勉強方法はどの高度試験でも同じですが、過去問をプリントしてひたすら答えを暗記する。6年分やれば充分でした。充分とは言っても今回初見の問題が結構あったので点数としては結構危なかった。具体的なやり方としては、2ページをA4一ページに収まるように縮小して過去問をプリントする。(そうするとA4一ページあたりに4,5問程度が入るはずなので、裏表印刷すれば表紙も合わせて用紙4枚程度で済む)

用紙の右下に「アイウエ」のように小さく答えを記載しておき、解く際にはそこを指で隠しながら解く。正誤の結果を〇×で問いナンバーの近くに小さくメモしておく。

過去問1つに付き2,3周し、何度か×がついてしまっている問題は苦手な問題であると認識をしてテスト直前くらいの時期に×だけ重点的に復習しましょう

・PM2

実際に論文を2時間かけて書くという練習は一回もしていません。章立てを考える練習はしましたが、一番効果が高かったのは練習問題(過去問)で汎用性のあるテーマの模範解答を覚える(全文暗記ではありません、大筋の流れを覚えるということです)

これが一番効果てきめんで、実際の試験でも過去問と同じようなテーマで出題されたため、ほぼほぼ覚えたシナリオ通りに文章を書いていきました。

もう一つの重要ポイントは、イ→ウ→アの順に書いていく事です。これを間違うとおそらく時間切れで文字数不足で足切りされる可能性が高いです。アには指定文字数が特に無いので、短い文章で終わってしまっていたとしても、問いに対する答えを記載できていればセーフな可能性がおそらく高いと思われる。

・問題の解き進め方

・AM2

ここは何のコツもありません、ちゃんと前述した勉強の仕方で過去問を5,6年分暗記しておけば、初見の問題が複数あったとしても余裕で時間内に終わるはずです。

・PM1

ここで一番重要なのは、タイムマネジメントです。15分で一通り読み20分で解くという練習の成果が出るところです。たとえ1問目でハマってしまって45分掛かっても終わらなければ、途中だとしても強制的に2問目に頭を切替えて取り組みましょう。

私みたいな優柔不断な人間は、問題選び(3問から2問選択)に時間をかけてしまいがちなのですが、直感でこのテーマの方が得意そう!という勢いで決めてしまった方がいいと思います。余程の事が無い限り、最初に選んだ問題を途中で変更するのはお勧めできません。どうしても決まらない場合に備えて、事前に迷ったらもう「1と2で行く」と心に決めておいた方が良いでしょう

・PM2【超重要】重複ですが非常に重要なポイントなので、もう一度言います。

本番で書く順番は、設問イ→設問ウ→設問アの順番を守ることが何よりも大事です。イとウには文字数の条件があります。まずはこの与えられた文字数をクリアする必要があり、ぱっと見でこの文字数をクリアできていなければきっと採点者に読んでももらえません。そして、アには文字数条件がないのです。これは裏を返せば設問で聞かれている事にさえ回答出来ていれば50文字でも100文字でもOKなのではないかと思います。

実際私は時間が無くてアを充分に書けませんでした。おそらく250~300文字程度(400字はいってないはず)でした。書くのが遅いのでイを900字程度、ウを700字程度書き終えた時点で残り15分くらいしか残っていなかったと思います。とりあえずアで問われている事だけは答えようと思い短めの文章で要点だけ回答した感じです。文字数稼がないととも思ったんですが、時間が無さ過ぎて章立てもしませんでした。

それでも合格したという事実からするとアは文字通り文字数条件は無いと見て取れます。

使った参考書

広田航二「うかる!情報処理教科書 ITストラテジスト」、私が利用した参考書はほぼこの一冊のみです。

あとはIPAのサイトからとってきた過去問です。

「うかる!情報処理教科書 ITストラテジスト」広田航二

ほかにもyoutubeで動画で解説したりしている教材もあったりして、少し見てみましたが

結論としてはこの参考書だけちゃんとやれば大丈夫だったという印象です。

以上です。来年はシステム監査の試験を受けてみたいです。