言葉にできるは武器なるらしい

言葉に文字に残していきます何事も。いつかきっと誰かの役に立つはずだから。

AutonomousDataWareHouseにクライアント端末からSQLPLUSで接続する

やりたいことを絵にするとこんな感じで(超下手な絵でゴメンナサイ...)

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fig1
自分のPCからSQLPLUSを使ってクラウド上のADW(Autonomous Data Warehouse)
に接続する。
 
SQLDeveloperを使っての接続はもっと簡単なので別にまとめようと思う。
おおよそ今回の流れは
前提:ADWを構築しクレデンシャルファイル(私はウォレットファイルと呼んでいる)はダウンロード済。
   SQLPLUSは既に自身のPCで利用できる状況
やること:①クレデンシャルzipファイル(ウォレットファイル)を展開し必要な情報の取得とcwallet.ssoの配置
     ②必要な情報をクライアント側の同一ファイルに転記
     ③接続の確認
 
まとめるとたった3行だが、知らないとだいぶ時間がかかりまりました。
 
ではさっそく①から
ADW構築してダウンロードしてきた「Wallet***.zip」ファイルを任意の場所に展開します。
今回必要な情報はこちらの3ファイルになります。
・cwallet.sso
・sqlnet.ora
・tnsnames.ora
 

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fig2
まずはcwallet.ssoをPCの任意の場所に格納します。
適当にCドライブ配下にnetwork/adminというフォルダを切って配置しました。
 

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fig3
次に必要な情報を下記ファイルから持ってきて一度メモ帳にメモしておきます。
・sqlnet.ora
ウォレットファイルの格納場所を指定する情報をコピーしてメモ
 
・tnsnames.ora
構築したADW名をピックアップしてメモ、たくさんADWを作っている場合、全部のDB名が表示されてくるので
接続したいDB名を探す必要があります。
 
いったんメモした図がこれ

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ittanmemo


同じ名前のファイルがクライアントPCにあるはずなので見つけてください。
私の場合18cのEXpressをインストールしてたのでそのアプリ配下にありました。
 

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fig4
 
sqlnet.oraに先ほどメモした上の2行を貼り付けます。
ウォレットファイル(cwallet.sso)の格納場所を修正し、上書きします。

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fig5

tnsnames.oraにメモした残りの部分(ホスト名の部分)を転記します。一番下に書けばOKです。

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fig6

これで設定は完了です。あとはSQLPLUSで接続を確認すればOK。
クラウドのADWに接続するときのコマンドは
 
sqlplus [username]@[dbname]
パスワードを聞かれるので入力すれば接続できるはず。
 
一応わかりづらい説明はここにあるが、プロキシの設定の仕方など書いてあるの要チェック。